懲役3年執行猶予5年

強制性交、児童買春、児童ポルノで懲役3年執行猶予5年の判決を受けた男のブログ

朝出勤時に玄関を出たところを声をかけられ

当時僕は東京のアパートに住んでいました。

 

朝、普通に出勤しようとしたところ、アパートの玄関を出たところで恰幅の良い男性に声をかけられました。その男性は胸元から割としっかりとした黒い手帳を取り出し、その中身を私に見せました。

そしてドラマ等でもよく聞くセリフ「こういうものだけど」と話し始め、「Oという男を知ってるでしょ。そのことについて話を聞きに来たから」と言いました。

 

Oという男は僕と同じ性癖を持ち、SNSで知り合い、時折情報交換をする仲間でした。Oから児童ポルノの動画を買ったこともあります。

さらに、Oは数か月前に逮捕されており、僕はニュースでそれを知っていました。

そういった経緯から、事の次第を察することは容易でした。

 

そこからはすべてがあっという間でした。

僕のPCの中身を調べられ、児童ポルノが発見されるとすぐにPCは警察に押収されました。PCの他にはスマホタブレット、ノートPC等、デバイス関係はすべて持っていかれました。なぜかモニターディスプレイも持っていかれました。

 

スマホは、押収される直前に会社への電話だけならばしていいと言われ、会社には休むことだけを伝えました。

 

それから、そのまま私の部屋で事情聴取が始まります。僕はOに自分がどんなことをしていたかをLINEで話していたため、警察はそれの裏付けをとりたかったのでしょう。

その日の警察の主な仕事は、Oと接触のあった人の捜査でしたが、警察としては僕の余罪も追及したかったのだと思います。いわゆる芋づる式に逮捕というやつです。

 

僕は、Oが逮捕されたニュースを見てからいつかこの日が来ることは分かっていたので、正直に自分がやったことを話すことができました。パニックになることもなく、淡々と自分のことを話していました。

 

今思うと、時折警察がカマをかけてくるような質問をしてくるときもありましたが、それにも淡々と、やったことはやりました、違うことには違いますと応じている自分がいました。

 

一通りの事情聴取が終わると、実家に移動しました。実家にも何か証拠となるようなものがないか探るためです。僕は当時、実家にはなにも荷物を置いていなかったので、そこでは特に何も押収されませんでした。

 

実家についてからも事情聴取がありました。そこで話した内容が、このあと僕が逮捕される決定打になります。