逮捕された日に警察署ですること
朝自宅に警察が来て、逮捕され、警察署に到着してからの話です。
警察署に到着してまずすることは、写真撮影、指紋採取、DNA採取です。写真撮影は、ドラマや映画でよく見るような身長の目安が分かる棒線が書いてある壁の前で行われます。いくつかの角度で撮られました。
そのあとは指紋採取です。指紋は専用の機械で両手すべての指紋がとられます。これが海外に行くときにとられる指紋と照合されるのでしょうか。分からないので、もしわかる方がいらっしゃいましたら教えてください。
最後に口の中の粘膜を採取してDNA採取です。すべてが終わったら取調室に入ります。
取調室には机が一つ置かれているだけで他は何もありません。僕が連行された警察署が古い警察署だったこともあるのかもしれませんが、角の何もない部屋に机が置かれただけのスペースでした。
そこでまずは昼食を取りました。かつ丼ではありませんでした。取り調べ=かつ丼ってイメージはどこから来たのでしょうか。
刑事がおにぎりをいくつか近くのコンビニで買ってきてくれましたが、あまり食べられませんでした。
取り調べは刑事と一対一にて行われます。刑事が淡々と質問をしていって僕がそれに答え、その答えを刑事がPCに打っていくというスタイルです。
そこでよく言われるのが、そこでの取り調べでは黙秘権を行使し、弁護士が到着して相談をしてから取り調べに答えたほうが良いということです。しかし当時の僕はそんなこと知らなかったこともあり、すぐに答えました。それが良かったのかどうなのかはわかりません。
一通り取り調べが終わると、最後に刑事がPCに打ちこんだものをプリントアウトします。それが供述調書です。供述調書の最後の行にサインをします。
気を付けなければいけないのは、そこで一度サインをすると、その後訂正が効かないということです。その供述調書は裁判で大事な証拠になるので、間違ったことがないか自分で読んでチェックをすることができます。
そうして取り調べが終わった後は、留置場に移動します。僕にとって、とても厳しい留置場生活が始まります。