懲役3年執行猶予5年

強制性交、児童買春、児童ポルノで懲役3年執行猶予5年の判決を受けた男のブログ

おはよう逮捕

警察が家に来て逮捕されるのはだいたい朝です。なぜなら朝であれば在宅している可能性が高いからです。

朝に逮捕されるので巷ではよく「おはよう逮捕」とか「おはたい」などと呼ばれています。

僕の場合は前記事でも書いた通り、前日に警察に出勤時間を伝えていたのでその時間にやってきました。通常のおはたいより幾分か遅い時間だったと思います。

 

玄関を開けると怖い顔をした複数の男たちが立っていました。威圧感を与えるためでしょう。そして先頭には先日も来た恰幅の良い刑事が「裁判所からこういったものが出てるから」と令状(本当はもっと長く書いてありましたが何と書いてあったかは忘れました)と書かれた紙を目の前に出し、そのあと長いセリフを言い(〇〇の容疑で的なやつだったと思います)家の中に入ってきました。

 

先日あったO氏に関する警察の捜査で、僕のデジタル機器はすべて押収されていたため、家にはほぼ何もありません。連絡用にと新しく用意したスマホだけです。本来ならばそこで色々と押収されて、という流れになるのでしょうが、僕の場合はそのスマホだけがジップロックに入れられ押収されました。

その後、刑事から着替えとタオルを用意するように言われました。留置場で過ごすための一式です。ただ僕はその時、「そんなに長い時間はかからないだろう」と勝手に考えていたため、どうして着替えを用意するのかわかっていませんでした。

言われるがままに着替えを用意し、刑事と一緒に警察車両に乗りました。二度目の警察車両です。一度目と違うのは、車内で逮捕状を読まれ手錠をかけられたことです。

 

この手錠をかけられるというのが、かなり心にずっしりきます。

 

今までどこか他人事だったのでしょうか。手錠がかけられた瞬間にいろいろな思いがあふれてきました。

今までの自分の人生。後悔。反省。申し訳なさ。

刑事が色々と話してきていましたが、ほぼ覚えていません。

一つだけ覚えているのは、当時僕は精神病を患っていたため薬のことを話したことです。それが後に、その後の僕の人生を大きく左右することになったため、どうってことない会話でしたが今でも鮮明に覚えています。

精神病の薬がどうその後の人生を左右したかについてはまた追って書きます。

 

その日から僕の約20日間に及ぶ留置場生活がスタートします。